川崎病【看護計画】【観察項目】【事前課題】

事前課題Excel/Word
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小児事前課題 シリーズです!全10疾患!!

事前課題は量がモノを言うと思っていますし、

時間をかける意味はありません

私たち過去の看護学生が時間をかけて実施しているので

ぜひ使ってください!!

大学生活は有限です。友達との時間と睡眠時間を大切にしましょう!

最後にwordダウンロードできるようになっています。

ブログ目標
  1. テスト勉強の際、電車に乗りながらケータイに赤シートをかざして勉強可能である
  2. 実習記録、看護過程の効率化につながる
  3. 実習中追い込まれた看護学生が朝の電車の中で有益な情報を入手できる。笑

※すべて医学書院をはじめとする看護の専門書からの情報です。

[病態]

 広範囲に全身性の血管炎を起こす小児の急性熱性疾患。免疫系の活性化が一因となって、小または中血管が損傷を受けることを特徴とする。ウイルスや細菌が原因であると推測されているが、明解な病因は確定されていない。

主として4歳以下の乳幼児に発症。

[症状]

●主要症状

  • 発熱:5日以上続く突然の高熱で、抗生物質や解熱薬に反応しない
  • (1〜2週間の滲出液や角膜の疲痕を伴わない)両側眼球結膜の充血
  • 口唇、口腔所見:口唇の紅潮、苺舌、口腔咽頭粘膜のびまん性発赤
  • 四肢末端の変化:(急性期)手足の硬性浮腫、掌蹠ないしは指趾先端の紅斑 (回復期)膜様落屑
  • 不定形発疹
  • 急性期における非化膿性頸部リンパ節腫脹

●他の症状所見

心血管

聴診所見(心雑音、奔馬調律、微弱心音)、心電図の変化(PR・QTの延長、異常Q波、低電位差、ST-Tの変化、不整脈)、胸部X線所見(心陰影拡大)、断層心エコー図所見(心膜液貯留、冠動脈瘤)、狭心症状、末梢動脈瘤(腋窩など)

消化器

下痢、嘔吐、腹痛、胆嚢肥大、麻痺性イレウス、軽度の黄疸、血清トランスアミナーゼ値上昇

血液

核左方移動を伴う白血球増多、血小板増多、赤沈値の促進、CRP陽性、低アルブミン血症、α2グロブリンの増加、軽度の貧血

尿

蛋白尿、沈渣の白血球増多

皮膚

BCG接種部位の発赤・痂皮形成、小膿疱、爪の横溝

呼吸器

咳嗽、鼻汁、肺野の異常陰影

関節

疼痛、腫脹

神経

髄液の単核球増多、けいれん、意識障害、顔面神経麻痺、四肢麻痺

 [検査]

●遺伝子検査

●血液検査

白血球増多、CRP上昇、赤沈亢進、血小板数増加、AST(GOT)・ALT(GPT)

●胸部X線検査

  心胸郭比の拡大、肺野にびまん性陰影

●心電図

  頻脈、ST上昇

●心臓超音波

  心筋シンチ、心臓カテーテル

 [治療]

 アスピリンの内服と、γグロブリンの大量投与。

薬剤作用副作用
アスピリン急性期:高用量アスピリン…抗炎症作用         炎症と痛みを抑え熱を下げる 慢性期:低用量アスピリン…抗血小板作用       血栓の形成を抑えて血管を詰まらせない肝障害 ショック 出血傾向
γグロブリン冠動脈障害の発生予防 

・冠動脈病変が無い場合、年1回くらいの定期検査で経過観察を行う。

・冠動脈病変がある場合、抗血栓剤の与薬と副作用チェックのための血液検査、心臓超音波検査、心電図、胸部X線検査などを定期的に行い経過観察する。

・冠動脈の狭窄・閉塞病変があり負荷核医学検査で虚血が存在すれば、外科手術の適応になる。

[看護]

●急性期:急な入院や母子分離、処置、疾患による全身症状などから生じる精神的・身体的苦痛へのケア

  • 入院、母子分離、検査・処置、疾患による苦痛の増強・不安要因を観察し対応する
  • 静脈内γグロブリン管理中、症状(血圧低下、発汗、嘔気と嘔吐、悪寒)を観察する。これらの症状が観察されたら鎮静するまで輸液を中止する。
  • 治療・安静の必要性を説明し、患児家族の協力を得る。
  • 患児の心臓の合併症を観察する

急性期は指示に従い心電図モニターを使用する:不整脈があるときは医師に報告する。

●回復期:症状の変化を経過観察し、冠動脈合併症を早期に発見し対応する

  • ECGモニタリングを継続し、患児の状態に応じた安静を保持する。
  • アスピリンの副作用である易出血に気をつけ、徴候を観察する。
  • 生活・運動制限、外来受診、検査間隔などについて指導する。
  • 感染予防のため、保清に努める
  • 家族の面会時に、家族の想いを傾聴する

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