看護師2年目の砂糖萌です🐾
母性の分娩予定日の計算がわからない!
妊娠何ヶ月までが妊娠前期なのかわからない!
と感じませんか?
正直、覚えるべき基準が多すぎるので
3年後期(領域別実習中)
GPA3.69だった私が
出産までに必要な時期をまとめました!
妊娠期は実習で関わる機会が少ない分
急に聞かれると焦るので検診見学等が
実習に組み込まれている学生は
要チェックです!!!
赤シート対応でまとめました!!
ブログ目標
- テスト勉強の際、電車に乗りながらケータイに赤シートをかざして勉強可能である
- 実習記録、看護過程の効率化につながる
- 実習中追い込まれた看護学生が朝の電車の中で有益な情報を入手できる。笑
※すべて医学書院をはじめとする看護の専門書からの情報です。
出産予定日 計算
計算方法は2通りあります。
まず1つ目、
*最終月経初日を0日として280日目
いや毎月30日とか31日とかバラバラなのに
これ全部数えるのやばいでしょ笑
本当に試験中わからなかった時だけ
地道に数えてください
西向く士(2,4,6,9,11)です。
*ネーゲレの概算法
月:最終月経月-3or(+)9日
日:最終月経日+7日
例1)最終月経4月1日の場合
月:4月-3=1 日:1日+7=8
分娩予定日1月8日
例2)最終月経1月10日の場合
月:1月+9=10 日:10日+7=17
分娩予定日10月17日
妊娠週数から妊娠月数への変換
月:妊娠週数÷4+1
↑小数点以下切り捨て
日:同じ
例1)妊娠週数15週3日の場合
月:15週÷4+1=4 日:3日
妊娠4ヶ月3日
【分娩時期】
流産:22週未満(21週6日まで)
早産:22週0日〜36週6日(37週未満)
正期産:37週0日〜41週6日(42週未満)
過期産:42日以降
分娩三要素
1.娩出力:腹圧、陣痛
2.産道:骨産道、軟産道
3.娩出物:胎児、付属物
【1.娩出力】
陣痛
・妊娠陣痛:妊娠中の不規則な子宮収縮。
疼痛なし。
・前駆陣痛:妊娠後期の不規則な子宮収縮。
疼痛あり。
・分娩陣痛:分娩開始から終了まで。
5〜6回/hから始まり1回/2分まで
・後陣痛:産褥期に感じる
陣痛発作(進行期、極期、進行期…)+陣痛間欠
つまり痛い時と痛くない時が交互にやってくる!
【2.産道】
骨産道
・解剖学的真結合線:岬角中央〜恥骨結合上縁中央
・産科的真結合線:岬角中央〜恥骨結合後面との最短
軟産道
・内管:子宮下部、頸管、膣
・外管:骨盤筋
【3.娩出物】
・胎児
・娩出物:胎盤、卵膜、臍帯、羊水
近年では4要素で産婦さんの心理面も
入れる動きもあるようです!
胎児 体位・胎向・胎勢
【体位】
・頭位:頭が下
・骨盤位:頭が上
【胎向】
・第一頭位:顔が左向き、頭が下
・第二頭位:顔が右、頭が下
・第一骨盤位:顔が左、頭が上
・第二骨盤位:顔が右、頭が上
・第一横位:頭が左
・第二横位:頭が右
【胎勢】
・屈位:胸部に頭を近づける
・反屈位:胸部に頭を離す
・第一胎向:顔が左
・第一胎向:顔が右
・第一分類:胎背部が母体の腹部側
・第二分類:胎背部が母体の背部側
→胎児の頭蓋が骨盤腔に合わせて変形する性質
分娩各期
第1期:
分娩開始〜子宮口全開大(10cm)
→初産婦10〜12h(異常30h〜)
経産婦4〜6h(15h)
第2期:
子宮口全開大〜胎児娩出
→初産婦2〜3h
経産婦1〜1.5h(異常2h〜)
第3期:
胎児娩出〜胎盤娩出
→初産婦15〜30min
経産婦10〜20min
第4期:
胎盤娩出〜分娩後2時間まで
産道通過機序(回旋)
・第一回旋:児頭を屈曲
・第二回旋:児頭を内旋
・第三回旋:児頭を伸展反屈
頭が出る!
排臨:陣痛間欠で児頭が引っ込む
発露:陣痛間欠で児頭が出ている
・第四回旋:児頭を外旋
分娩付属物(児以外の娩出物)
【胎盤】
・直径:15〜20cm
・厚さ:中央部で2cm
・重さ:500〜600g(胎児の1/6)
・色:母体面 暗赤色
胎児面 灰白色
胎盤の娩出様式
・シュルツェ様式:胎盤剥離は中央から起こり
胎児面から娩出、出血少ない
・ダンカン様式:胎盤剥離は周辺から起こり
母体面から娩出、出血多い
・混合様式:一部は母体面で娩出するが残りは胎児面
【卵膜】
・卵膜:羊膜+絨毛膜+脱落膜
【臍帯】
・長さ:50〜60cm
・血管:臍静脈は1本(動脈血)
臍動脈は2本(静脈血)
・真結節:結び目
【羊水】
・性状:アルカリ性
3時間毎で完全に新しいものになる
胎児は400ml/day飲水
・量:妊娠10週 30ml
妊娠20週 350ml
妊娠32~36週 700ml
妊娠40週 500ml
妊婦検診
目的:ハイリスク妊娠の把握
生活指導、相談相手になるため
頻度:妊娠23週まで :4週間に1回
妊娠24〜35週まで:2週間に1回
妊娠36週以降 :1週間に1回
【検査内容】
毎回確実に実施するもの
・体重
・血圧
・浮腫
・児心音
・子宮底長、腹囲
・尿検査
+α実施しても良い
・超音波検査
・血液検査
・内診(膣分泌物)
・NST
【超音波検査】
・妊娠5〜7週:胎嚢
・妊娠7〜12週:頭臀長測定(CRL)
・妊娠5〜7週:児頭大横径(BPD)
【レオポルド4段触診法】
・第一段:子宮底
・第二段:胎位、胎向、羊水量
・第三段:先進部
・第四段:骨盤先進程度
【児心音聴診】
前期:正中線上、子宮底やや下方
後期:第一頭位では左臍棘線中央
第二頭位では右臍棘線中央
・トラウべ:妊娠6ヶ月以降、妊婦は膝伸展
・ドップラー:妊娠12週以降
【子宮底長】
恥骨結合上縁〜子宮底
基準値:妊娠週数-3cm
【腹囲】
臍部の最大周囲 呼気時
【内診】
指を膣内に入れて内性器や骨盤内腔を触診
妊娠期の異常
・異所妊娠:超音波検査で判明
卵管妊娠(頻度No,1で97%)
→性器出血、下腹部痛、ショック症状
・前置胎盤
全前置胎盤:子宮口を完全に覆う
部分前置胎盤:一部子宮口にかかる
辺縁前置胎盤:下辺が子宮口にかかる
+α低置胎盤:辺縁が子宮低部にかかるが
内子宮口には達さない(2cm以上)
・癒着胎盤
楔入胎盤:子宮筋層表面まで到達
陥入胎盤:子宮筋層まで到達
穿通胎盤:漿膜層まで到達
・臍帯過捻転:ねじれ過ぎ
・臍帯下垂:破水前、胎児より先に膣に出てくる。
・羊水過量:800ml以上
・羊水過少:100ml以下
・母体感染:トキソプラズマ
梅毒
風疹、ヘルペス
サイトメガロウイルス
・妊娠悪阻:妊娠4〜15周が多い。
ピークは5〜6週
機序は解明されていないが
脱水、栄養障害、電解質異常のことが多いため
水分摂取やビタミン摂取が望ましい
・妊娠高血圧症候群(HDP)
妊娠高血圧症:妊娠20週以降の高血圧
高血圧合併症妊娠:妊娠以前〜妊娠20週までに高血圧と診断
妊娠高血圧腎症:妊娠20週以降に高血圧と尿蛋白陽性
+α子癇:妊娠20週以降に痙攣発作
・妊娠糖尿病(GDM)
空腹時血糖≧92mg/dl
1時間後血糖≧180mg/dl
2時間後血糖≧153mg/dl
・鉄欠乏性貧血
Hb 11g/dl未満
Ht 33%以下
以上です。
基礎の基礎だから聞かれて即答できる
レベルになると良いと思います☺︎
看護実習では主に分娩が近い後期妊婦さんと関わりましたが
それ以外はあまり妊婦さんと関わる機会がなくどちらかというと
褥婦さんと関わる機会が多いです!
保健師実習の方が母子手帳を渡す等
関わる機会が多いかなと感じました。
砂糖🐾
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